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ジャンプ

今回は数回にわたってジャンプするモーションについて研究していきたいと思います。腕を振り上げて、しゃがんで、飛び上がる。たったこれだけの動作ですが、スムーズな動作にするにはいろいろと注意する事がありそうです。以下、自分用の備忘録として気付いた点をまとめようと思います。

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まずは基本のポーズ。右足に体重を乗せた状態です。この状態では右足で全体重を支える事になるので、右の骨盤が上がります。以下図例では少し大げさに傾けていますが、実際の骨盤の傾きはもっと少ないかと思います。

スクリーンショット 2017-05-20 12.23.00

そして右足で全体中を支えているので、右足、重心、頭の位置がZ軸上で一直線になります。ただこのポーズでは左足の指先が地面に接していて、多少左足にも体重が乗っていると思われるので、重心は右足の真上よりやや左足寄りでも良いのかもしれません。また、図では背骨は直立の状態ですが、骨盤が傾いている分背骨も左にカーブを描くのが自然だと思います。

スクリーンショット 2017-05-20 12.40.42

腕を振り上げた時の肩関節の動きは研究不足です。取り急ぎそれっぽくしてみましたが、不自然に感じるので追々検証していこうと思います。

スクリーンショット 2017-05-20 12.47.01

あと、こういった腕を振り上げる動作にIKは向いていないようです。状況に応じてIKとFKを切り替えられるスイッチを仕込まないと、腕をぐるりと回転させるモーションなどスムーズにできそうにありませんでした。要勉強です。
手の動きだけに注目してしまいがちですが、重心の移動も大切です。手を振り上げると同時に腰が前に出ます。図はちょっと前に出過ぎですね。実際は踵に体重が乗る感じだと思います。

スクリーンショット 2017-05-20 12.50.13

なんとなく「腰を下げる」事に注目してしまいますが、実際は先ほどのポーズで前に出した腰を後ろに引きつつ腰の位置が下がります。つまり、先ほど踵に乗せた体重をつま先側に移し、跳び上がるための力を溜めるといった動作です。(跳ぶ時はつま先で蹴り上げるので)

スクリーンショット 2017-05-20 12.57.30

飛び上がる瞬間はつま先が最後に地面から離れます。最高点に近づくにつれてスピードが遅くなり、そこから再びスピードを上げながら下降していきます。この辺はキーフレームで処理してしまいましたが、Fカーブをいじった方が良いのかな?Fカーブはまだうまく使いこなせていないので、今後要検証です。

スクリーンショット 2017-05-20 13.03.09

ここから先は手抜きで、飛び上がるまでの逆順にキーフレームをペーストしています。

人が何か動作をする時、それが大きな動作であればあるほど重心を移動させる事で力を生み出している事がわかります。アニメーションの基本は重心の位置を考える事だと本で読んだ事を思い出しました。精進します。

※上記投稿内容は自分用の備忘録として記載していますので内容に誤りがある場合もあります。もし不適切な表現があればご指摘ください。

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