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キャラクターデザイン

150428-2アニメーション制作で重要なのがキャラクターデザイン。アニメ制作の中で一番悩むところかもしれません。デザインやロゴを制作する時もそうですが、僕はまず手描きでラフを描きます。「頭の中に完璧なイメージがあるぜ!」という天才肌の人はいきなりMacで作ってもいいかと思いますが、僕の場合最初は漠然としたイメージしかないので、自分が「どんなものを求めているのか」を知るために手描きのラフを描いています。

まず必要なキャラクターのイメージをなんとなく描いてみます。思いつくまま手を動かして自分で納得できるまで描き直します。何度か描き直しているうちに「なんか普通すぎない?」「もっと可愛い方がいい!」「いや、悪役なんだからもっとキツい顔にした方がよくないか?」「個性を出すためにどこかツッコミどころを作ろう。」なんて感じで脳内会議が始まります。こうやって「一番簡単な完成予想図」に対して様々な角度からツッコミを入れていく事によって、漠然としていたイメージがクリアになっていきます。

ある程度明確なイメージが完成したら必要なソフトを使ってデザインを進めていきます。3DCGで制作する場合、レンダリングの設定を少し変えるだけでもだいぶイメージが変わりますので、自分が目指しているイメージに近いレンダリング設定を探すのもいいかと思います。

そんなこんなでやっと完成に近づいてきましたが、ここまで進めた段階で再度脳内会議が始まります。
「悪役を減らしてヒーローを増やそう。」
ウエイターズは当初ヒーロー2名、悪役4名で進める予定で制作していたのです。
正直なところゼロから始めてここまでに半年くらいかけていたので、「もうこのままでいいだろ。」とも思ったのですが、「自分の理想を形にしたい!」という正直な気持ちには勝てませんでした。
こうして突如現れた会議参加者の鶴の一声によって、ヒーロー6名悪役1名に急遽変更になったのでした。
そのような経緯で完成したのがモモエです。特徴的な悪魔の角っぽい髪型はハートのお団子に、ベルトとブーツは違和感なかったのでそのまま活かしました。

過去の制作例をもとに僕のキャラクターデザインのやり方を書いてみましたが、やっぱりラフの段階でイメージを固めるのは大事ですね。最近では手軽に描画できるソフトがいろいろありますが、それでも手描きでラフを描く事の重要さは変わらないと思っています。…そう思っているのですが、こうやってラフと完成したキャラを並べてみると、こうツッコミを入れざるを得ません。

「ラフ、関係なくね!?」

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